次に、身近な健康づくりについてでありますが、身近な健康づくりを通して高齢者の医療費の抑制に大きな成果を挙げた事例として、 1996 年(平成 8 年)に茨城県大洋村と筑波大学とが共同して、高齢者の筋力トレーニングなどを取り入れた健康増進プロジェクトによる高齢者の健康度、生活機能の上昇、さらに医療費の削減効果の実証の取り組みがよく知られております。
このような大学との連携を図りながら、その知職と技術を生かした自治体挙げての健康増進策の充実が、今最も求められているものと思います。
そこで、まず、 一点目として、「さがみはら健康プラン21」の進捗状況についてでありますが、健康度評価事業、市民総ぐるみ健康づくり運動などを通しての健康増進事業の取り組み状況をお知らせ頂きたいと存じます。
二点目は、筑波大学などがすすめる地域における健康づくりシステムの導入についてであります。これまでの多くの自治体が実施してきた教室型の運動教室では、多くの住民が参加できないことに加え、医療費削減効果も小さなものでした。筑波大学などが推進するシステムでは、それらの課題を克服するために、どこの治自体においても多数の住民参加を可能とし、参加者が継続できる仕組みを提供しております。何らかの形でこのシステムの導入に取り組む自治体や民間事業者は北海道から沖縄にいたるまで数多くに上っております。 この筑波大学などがすすめる地域における健康づくりシステムの導入について、市長の見解をお示し頂きたいのであります。
三点目は、「メタボリックシンドローム」の概念の導入についてであります。
このほど厚生労働省の「生活習慣病検診・保健指導の在り方に関する検討会」が「中間まとめ」を行い、生活習慣病改善支援のための方策として「メタボリックシンドローム」の概念の導入が提案されました。
この「メタボリックシンドローム」のメタボリックとは、 代謝 ( たいしゃ ) という意味で、 代謝 ( たいしゃ ) 症候群 ( しょうこうぐん ) の事を「メタボリックシンドローム」と呼んでおります。内臓脂肪型肥満を共通の要因とした高血糖、高血圧、高脂血を呈する病気の状態のことであり、これらの危険因子が重複するほど心疾患や脳血管疾患などの発症リスクが高まります。つまり内臓脂肪型肥満によってさまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」と言い、治療の対象として考えられるようになり、内臓脂肪を減量させることで危険因子のすべてを改善することができ、生活習慣病の発症を防ぐことを狙いとするものであります。具体的には、内臓脂肪の蓄積は、へその高さでウエスト径を測り、男性 85 センチメートル以上、女性 90 センチメートル以上を基準値として判定します。 この「メタボリックシンドローム」の概念の導入について、市長のお考えがありましたらお示し頂きたいと思います。
四点目は、現在、行っている「みんな元気さがみはら健康プラン 21 」の健康増進事業と今後の取り組みが見込まれる改正介護保険法の介護予防における地域支援事業等との整合性についてであります。
本市では現在、先行して取り組んでおります 『高齢者 筋力トレーニング教室 』 などの事業がありますが、一方で、今年 6 月に決まった改正介護保険法に新しく盛り込まれた介護予防における地域支援事業等との仕分け整理の考え方が明らかにされておりません。また、新しい地域包括支援センターとの係わりや介護予防事業の新予防給付についてどのようなサービス給付体制で事業展開されるのか、イメージが明確化されていないのが実情であります。この点について、本市の基本的な考え方をお示し頂きたいのであります。
また、健康増進の更なる充実の観点から、 『 筋力向上トレーニング教室 』 のトレーニング機器の整備拡充が必要と考えますが、この点について、市長のお考えがありましたらお聞かせ頂きたいと存じます。
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