3月定例会は、2月24日から3月25日までの会期31日間で開催。主な議案は、平成16年度予算、男女共同参画推進条例、助役の人事議案などで、37議案が市長より提出され、可決同意されました。また、津久井郡3町との合併問題等を審議する合併問題特別委員会の設置など5件の議員提出議案が審議され同案を含む4件が可決されました。
小林一郎は、公明党相模原市議団を代表し、一般質問を行いました。質問の内容は以下の通りです。
平成十六年三月定例会 一般質問 三十八番 小林一郎
公明党相模原市議団を代表し、通告に従い、順次一般質問をさせて頂きます。
しばらくの間、ご清聴の程よろしくお願いいたします。
| 安心・安全対策について |
 |
はじめに、安心・安全対策についてであります。
まず、学校安全監視員についてでありますが、最近、小中学生の連れ去り事件が多発する中で、本市においても全小中学生を対象に防犯ブザーの貸与に踏み切る等、不審者に対する対策、児童・生徒の安全に関する取り組みが強化され、保護者の皆さまからは喜びの声が寄せられております。全小中学生を対象に防犯ブザーの貸与する自治体は、県下では本市が初めてとのことであり、評価するところであります。他都市の中には、さらに、全小中学校に学校安全監視員の配置を行う市も出てまいりました。この全小中学校への学校安全監視員の配置については、本市においても効果的な対策であると思いますので、本市の実情に即して、もっともふさわしい形態で導入できないものか、是非検討すべきと考えます。この点について、市長ならびに教育長の見解をお示し頂きたいと存じます。
次に、子どもの居場所づくりについてであります。
子どもたちにかかわる重大事件の続発を踏まえ、文部科学省では放課後や休日に学校の教室や校庭、公民館、児童館等を開放し、犯罪防止や友達づくりの目的に、安全で安心できる子どもたちの居場所を確保するため、三年計画で「子どもの居場所づくり新プラン」を打ち出しております。放課後や休日の学校開放による遊び体験の場を提供しつつ、安心・安全の子どもの居場所を確保することにより、低学年の学童を保護する児童クラブの機能を併せ持たせたこの事業について、本市としてはどう取り組まれるのか、市長ならびに教育長のお考えを、お聞かせ頂きたいのであります。
また、現在推進している児童クラブの充実についてでありますが、地域格差はありますが定員オーバーの深刻な状況の地域も出てきており、待機者の多い児童クラブへの対応策を講じることも緊急の課題と考えます。この点に対する市長のお考えがありましたらお示し頂きたいと存じます。
次に、見守りパトロールについてでありますが、最近続発している小中学生を狙った犯罪や、住宅街やマンションの空き巣等の急増に対して、住民が立ち上がり、自発的に防犯対策に取り組む地域が出てまいりました。
警察庁の実態調査では、子どもの連れ去り事件の半数近くは、午後三時から午後六時の間に発生しているとのことでありますが、この最も危険な午後三時ごろから六時ごろまでの時間帯に合わせて、道路清掃や散歩に出て頂くというような「見守りストリート」や、また、黄色い派手な服装や地域で会った人には声をかけて挨拶をする「挨拶パトロール」など、明日からでも住民に負担をかけずに無理なくできる見守りパトロールに取り組み、効果を上げている地区もあります。見守りパトロールを市内全域に拡大し、市民の参加をさらに促進していく必要があると考えますが、この推進策について、市長のお考えがありましたらお聞かせいただきたいと存じます。
| 防災対策について |
 |
次に、防災対策についてであります。
特に、消火困難な道路狭隘地域の消防対策についてでありますが、地域防災計画上、大規模地震等が発生した場合には、本市においても相当数の死傷者や建物被害が想定されております。中でも懸念されますのは、比較的住宅が密集している南部地域で火災が発生した場合、特に相模台地域のような道路狭隘地域における消火活動は、困難を極めるのではないかということであります。この道路狭隘地域の消防対策について、市長のお考えをお示し頂きたいと思います。
| 都市景観について |
 |
次に、都市景観についてであります。
美しい相模原の景観を守り、豊かな緑あふれる街づくりを進めるための都市景観条例についてであります。現在、国会には「景観緑3法案」が提出されており、また、全国各地の四百以上の自治体において美しい景観を後世に残していけるようにと、都市景観条例の制定を進めております。市制施行五十周年を迎える本市も、最近では都市化が進んできた結果、市役所の展望台に登って下を見ますと、コンクリートの建物が建ち並び、マンションや商店街のオフィスビルの屋上の空調機や水槽、広告塔がおかれ、雑然とした薄汚い景観が目立ってまいりました。小泉首相の都市再生戦略チーム座長の伊藤滋早稲田大学教授は、「高層ビルが当たり前になった現在、都市を美しくするためには、高いところから見た都市景観がとても大切である」として、「まず、隗より始めよで、役所の建物には全て屋根をかけましょう」と主張しております。私は、そろそろ本市の美しい景観を守り、緑あふれる街づくりを推進していくためには、都市景観条例の制定に踏み切る段階に来ているのではないか、もう限界ではないかと考えますが、この点についての市長の見解をお示し頂きたいと思います。
次に、緑化対策についてであります。
まず、緑のネットワーク構想の推進についてであります。
貴重な公園の緑や緑地などを有機的に結ぶ「緑のネットワーク」の機能を果たすのは本市の誇りとする街路樹であります。この「緑のネットワーク」を守り、さらに充実していくには、市制五十周年の節目を記念して、そろそろ寿命がきている街路樹について若返りを計り、市民参加による並木の植え替えを始めていくことが必要と考えます。この点についての市長のお考えをお聞かせ頂きたいと存じます。
また、屋上緑化・壁面緑化の推進についてでありますが、都市景観への配慮やヒートアイランド現象の緩和などの観点から、屋上緑化・壁面緑化の取り組みは重要と考えますが、この推進に向けた施策について市長のお考えがありましたら、お示し頂きたいと思います。
さらに、緑化を推進する上での数値目標の設定についてでありますが、一部で提唱されている緑地率三十パーセント、自然度率即ち透水面率五十パーセントなどが理想とも言われております。現在の本市の目標数値とこれに向けた取り組みの状況についてお聞かせ頂きたいのであります。
| 健康づくりについて |
 |
次に、健康づくりについてであります。
市民健康づくりの遊歩道についてでありますが、市民の健康づくりを進める上で、「歩く」ことが最も気軽に取り組めて、かつ、体力づくりの基本になる大切なことであります。この「歩け歩け」運動を展開できる場の整備として、緑道等へ公共施設への案内表示板や距離表示板の設置が必要であると考えますが、この点に対する市長の見解をお示し頂きたいと存じます。
最後になりますが、公明党相模原市議団を代表して、この三月をもちまして退職されます百一名の職員の皆さまに一言申し上げます。長い間、市制発展のために尽くされました皆さまのご努力に心から感謝申し上げます。大変にありがとうございました。今後のご健勝とご多幸、そして、ますますのご活躍をお祈りいたします。
以上で、私の第一問を終了いたします。ご清聴ありがとうございました。
一般質問(再質問)
御答弁ありがとうございました。
簡単な質問ですので、自席で失礼をいたします。
まず、学校開放による安心・安全の子どもの居場所づくりについてでありますが、ただいまの教育長のお答えでは、現在進めている「地域・子どもふれあい事業」を充実、発展させる中で、文部科学省の「子供の居場所づくり新プラン」について、検討を進めていかれるとのことであります。問題は、創造性や自主性、社会性などを培うための教育的要素からの「地域・子どもふれあい事業」が、結果として安心・安全の子どもの居場所づくりになり、放課後の低学年の学童保護のための児童クラブの機能も併せ持たせることにつながるかどうかということであります。学校開放事業の先進事例としては、名古屋市の「トワイライトスクール」や、東京・世田谷区の「新BOP」、そして、東京品川区の「すまいるスクール」などが、保護者や地域に好評とのことでありますが、私は、その好評の要因は学習面の要素、そして、安全・安心のこどもの居場所の確保の両面にあると考えます。
「地域子どもふれあい事業」を充実発展させる中で、本市の実情に即して、どれだけ学校開放に前向きに取り組んで頂けるかが、この事業の成否を決めるものと考えます。この点については、精力的に課題を洗い出し、学校開放の実現に向けての積極的な取り組みを要望するものであります。
次に、道路狭隘地域の消防対策についてであります。
道路狭隘地域の消防対策については、狭隘道路が拡幅整備されない限り、大規模地震に伴う火災に対する住民の不安は、完全に拭い去ることは不可能であろうと思いますが、消防対策への当局のご努力には、一定の評価をしつつも、なお一層の取り組みをお願いする次第であります。
そこで、消火活動には、消防水利が必要不可欠でありますが、この消防水利を整えていく点については、道路狭隘地域の市民の皆さまは、大規模火災に対する不安感から大変大きな関心を寄せておられます。したがって、消防水利の状況の市民への広報、周知徹底については、特段のご配慮を頂きたいのでありますが、消防水利の設置状況とその設置基準について本当に安心できるのかどうかという点について、取り組みの成果を具体的にお聞かせ頂きたいと思います。
最後に、都市景観についてでありますが、本市には、相模川や横山丘陵、木もれびの森などをはじめ、都市の中における水や緑など、大切な自然景観が残されております。
都市景観の条例化の検討に当たっては、このような大切な自然景観を保全するという観点が必要であると考えますが、この点についての見解をお聞かせいただきたいと存じます。
(第三問目)
ありがとうございました。
本年は市制施行五十年の節目の都市でありますので、子や孫に誇れる美しい相模原の都市景観を後世に残していくためにも、緑あふれる豊かな街づくりのためにも、是非、都市景観条例の制定に踏み切られるよう要望いたしまして、私の質問を終わります。
|